縁を結ぶ、冠婚葬祭。セルモグループ

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セルモの代表を務める岩上梨可が、社長としてママとして書くコラム。
人と人の「縁」や、この国の人生儀式など、忘れてはいけない大切なことを綴っていきます。

一覧に戻る 新しい「選択」の条件2025.01.20

 2025年を迎え「今年はこんな年にしよう」「アレに挑戦しよう」と、様々な決意をされた方も多いのではないでしょうか。私も、年頭には必ずその年のスローガンを自分の手で書くようにしています。ただ頭で考えるだけでなく”見える化”することが大切だと考えるからです。
 日常の小さなことから将来を左右することまで、私たちの日常は「選択」の連続です。その「選ぶ」「決める」やり方は人それぞれ。また、同じ人でも、若い頃と人生経験を経てからでは変わってくるのではないでしょうか。
 私自身、若い時は、好き嫌いだけでよく考えず選択し失敗したこともあります。今、私がまだ若い息子に言うのは、ただ行動するのではなく、考えてから動く『考動』をしないさいということ。その時のベストだと思う行動をするようアドバイスしています。
 そんな今の私の「選択」方法は、自分が心底「納得」できる答えをあらゆる角度から探すというやり方。事業上の大きな決断をする時は、尊敬する経営者の先輩に意見を伺ったり、集められる限りの情報を集めたり。また、新しく何かを始めるタイミングも、風水やお日柄、自身の運勢の良い時を選んだりします。
 これは、何かに頼るということではなく、逆に、自分自身「これがベスト」と「納得」し安心できる状況を整えることで、主体性を持って決めたいと考えるからです。自分の心が「納得」して決めたことであれば、たとえ求める結果が出なくても、誰かのせいや何かのせいにせず、「じゃ、次どうする?」と前へ進むことができます。
 この方法論は変わらないのですが、これに加えて近年新しく重視するようになった条件があります。それは、「その選択はワクワクするか?」というファクター。それを選んだ自分をシミュレーションした時、楽しめているか?その先に成長は見えるか?以前の私は、「〇〇しなければならない」「〇〇すべき」といった考えにとらわれがちでしたが、今は、この「ワクワクする(楽しめる)」というキーワードを大事にしたいと思うようになりました。
 自分や仲間がワクワクしながらできることであれば、たとえ期待するタイミングに期待どおりの結果が出なくても、諦めず続けやすくなります。継続は成功の重要な条件。サクセスストーリーでもよく語られることですが、私も本当にそうだと思います。
 とはいえ、時には、自分ではどうしようもない事象が訪れることもあるのが人生。例えば、難しい病気になってしまったり、家族の問題を抱えてしまったり。ただ、そこにも、自分の”心の持ち方”という「選択」があります。ネガティブな側面にばかりとらわれるより、目の前の事象にどう向き合うか、自分なりのベストな答えをできるだけポジティブに探してみる。そうすれば、その先に、新しい道や自己の成長が見えてくるかも知れません。
 幸せの形や求め方は、千差万別。セルモは、今年も、ご縁をいただくお一人お一人のワクワクを全力で応援してまいります。