セルモの代表を務める岩上梨可が、社長としてママとして書くコラム。
人と人の「縁」や、この国の人生儀式など、忘れてはいけない大切なことを綴っていきます。
2024年も残りわずか。皆さん、今年はどんな年でしたか?私は1年がまさに「あっという間」でした。というのも、今までやりたかったことに思う存分取り組み、楽しめたからです。お蔭様でとても充実した1年でした。
まず、仕事面では、将来へ向けて社内体制を万全にするための基礎作りに着手。DX(デジタルトランスフォーメーション)、コールセンターの設置、人材教育など様々なシステムの構築、「働き方改革」も見据えたデジタル化、業務の効率化を進めました。
社会全体でデジタル化が進む今、日々の仕事のやり方も変化せざるを得ません。そんな中、手慣れた事務作業や簡単な日報さえデジタル化することに、抵抗感やストレスを感じるスタッフも少なくありません。それでも、変化していくという現実は変わらないわけです。では、どうするか?いずれにしろ取り組まなければならない事であれば「楽しんでやってみよう!」と、まずは意識をポジティブに切り替えること。そこから変えていくことを、皆で共有できればと思っています。
経営レベルでは、ずっとやりたかった「役員合宿」を開催。自社の存在価値や社会課題を解決するために何ができるのか?「セルモだからできること、セルモにしかできないことは何か?」を徹底的に議論し、改めて可視化しました。コミュニケーションを深めることで、経営の判断基準を共有するいい機会になったと思います。
プライベートでは、とにかく大好きな旅をしっかり楽しめたこと。国内外の出張の時間を活用してスポーツ観戦や観光をしたり、イベントやコンサートなどは、なかなか手に入らないチケットの抽選にも積極的に応募してみて、行けることになったイベントには迷わず足を運ぶようにした1年でした。
旅の素晴らしいところは、日常と違う風景や空間、体験に身を置くことで、現実を俯瞰的に見ることができること。そして、いつもと違うアンテナに様々な新しい情報が飛び込んでくること。感性や思考が刺激され、仕事にもいい影響だらけ。会社に居る時間が短くなった分、集中力が高まり自己管理が上手くなるという副産物も生まれました。
公私共に「できることは今やろう」そう思って実行した1年。それが叶った物理的な要因は、子どもたちの成長によって自分の時間が増えたこと。また、心理的な要因としては、何もできなかったコロナ禍を経験したことで「やれる時にやらなければ、いつ出来なくなるか分からない」という想いが強くなったことです。
生きていると、いろいろな事が起こります。いい事も、そうじゃないと感じることも。でも、目の前の現実を変えることは出来なくても、それをどう捉えるかは、自分の思いや意識で変えることができます。
ますます大きな時代の潮流を実感しそうな2025年。私たちセルモは、自分たちの社会的役割と大切なご縁や絆を見失うことなく、未来への新しい波を楽しみながら着実に進化していきたいと考えています。
本年もセルモをお引き立ていただき心より御礼申し上げます。
やがて来る新年が、皆様にとりまして幸多き年でありますようお祈りいたします。