縁を結ぶ、冠婚葬祭。セルモグループ

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セルモの代表を務める岩上梨可が、社長としてママとして書くコラム。
人と人の「縁」や、この国の人生儀式など、忘れてはいけない大切なことを綴っていきます。

一覧に戻る 最高のパフォーマンスはどこから?2023.06.02

2023年もそろそろ折り返し点。今年前半に日本中が一番盛り上がった出来事といえば、侍ジャパンのWBC優勝ではないでしょうか。私も準々決勝のイタリア戦はスタンドで応援!大谷翔平選手のスーパープレイに興奮し、村上宗隆選手のお母さんのような気持ちで祈り続け、劇的な勝利まで最高にエキサイティングなドラマを楽しませてもらいました。

選手たちのパフォーマンスを見て、元気をもらうと同時に、自分を振り返った人も多いのではないでしょうか。日々の仕事や生活の中で、自分の「やる気」や「結果」の源になるものは何だろう…と。

私の場合は、「継続は力なり」という座右の銘なのですが、一般的な捉え方とは少し違うやり方で実践しています。ふつうは、決めたことをコツコツ続けて成果をあげるのだと思いますが、私の場合は逆。とにかく、続けることを最優先に考え、あえてルーティンなメニューを決めません。これまで、自分の決めたルールに縛られてストレスを溜め、頑張りすぎて幾度となく体を壊してしまったからです。「これは効率が悪い!」と気付いたので、やり方を変えてみました。

この方法で今成功しているのが、ダイエットです。これまでもダイエットは何度もやりましたが、やっぱり戻ってしまう。そこで、今回は「無理せず続ける」ことだけを決めました。やっているのは加圧トレーニングと食事制限。トレーニングは時間が空いた時に。食事は、高タンパク低糖質を意識して、できるだけ脂肪ではなくエネルギーに換わりやすい食物を選びますが、それでも、どうしても食べたい時は好きなものを食べます。要は、「やれない自分を許す」こと。これは、ダイエットに限らず、私の性格やライフスタイルに合った「継続は力なり」のコツだと感じています。

そして、エネルギーチャージとして気を付けているのが、休養と余暇の過ごし方。大谷選手も大切にしているようですが、まずは睡眠。私は不眠症だった時期があるので、その重要性は身に染みています。いい睡眠をとるために、ストレス管理や入浴法など就寝前から準備をしています。

また、余暇には、自分が気持ちよくなれること、自分を喜ばせることをします。例えば、出張先でも、美しい風景があれば堪能する。有名なレストランや人気の店があれば行ってみる。実際に買い物はしなくても、上質なブティックで着てみたい服を身に着けた自分を想像してみる。せっかく時間を使うなら、美しいもの、美味しいもの、心地いい場所を選び、ワンランク上の時間や空間に身を置いてみる。そこで味わうワクワク感や発見が、次へのエネルギーになると思うのです。もしかすると、これは、アスリートの皆さんがイメージトレーニングをしてパフォーマンスを上げていくことと似ているかも知れません。

この時間の使い方は、セルモの社員にも奨励しています。せっかくの余暇なら“よりよく生きる力”を蓄えて欲しいと。それが、自分の人生を豊かにするだけでなく、お客様の“よりよい人生をお手伝いする”という私たちの仕事の知恵と力にもなるからです。

一流のアスリートも最近よく口にする「楽しむ」という言葉。実り多い人生のカギも、その辺りにあるのかも知れませんね。