縁を結ぶ、冠婚葬祭。セルモグループ

コラム 縁日和

コラム

COLUMN

セルモの代表を務める岩上梨可が、社長としてママとして書くコラム。
人と人の「縁」や、この国の人生儀式など、忘れてはいけない大切なことを綴っていきます。

一覧に戻る 音楽は、魔法。2023.04.06

突然ですが、音楽はお好きですか?どんな時に、どんな風に楽しまれていますか?私にとって音楽は、日常の中になくてはならない存在です。運転中、バスタイム、家事をしている時…。いろんな場面で、いろんなジャンルの音楽を聴いています。時にはテンションを上げるため、時にはリラックスするため、時には疲れたハートに元気をもらうため。音楽には不思議な力があると思います。例えば、ディズニーランドのエントランスに音楽がなかったらどうでしょう?あのディズニーの音楽が流れているからこそ、中へ入るまでに気分が高揚し、期待感や楽しさが一気に膨らむのではないでしょうか。

音楽の中でも、私が特に惹かれるのは歌。歌詞とメロディ、人の声がひとつになった音楽です。想いやメッセージが込められた歌詞が、旋律やリズム、声にのって響いてくると、その相乗効果は何倍にもなり、心の奥に刻まれる気がします。災害やコロナ禍で気持ちが沈む人も多い昨今、アーティストの皆さんが懸命に歌う歌は、多くの人を励ましているはずです。私も、先日、大好きなサラ・ブライトマンのコンサートに行き、あまりの感動で終始泣きっぱなしでした。

私が歌を好きになったのは10歳くらいの頃。ピアノを習っていた先生が声楽家でもあり、レッスンの後に歌を歌わせてくれたのが、楽しくて、楽しくて。それからずっと大好きで、大学でも音楽を専攻しました。学校で学んだ音楽史によると、今の五線譜を使った音楽は、もともと宗教で歌われていたグレゴリアン・チャントと呼ばれる聖歌が発展したもの。初期の頃は、人の声だけによる、日本で言えばちょうどお経のようなものだったようです。つまり、人の魂を癒すために生まれたものが、歌や音楽のルーツ。そう考えると、歌や音楽を聴く醍醐味とは、まさに、魂に響く感動を味わうことではないかと思うのです。

時代は違っても、人の心や魂に響く音楽は、普遍的な要素を持っている気がします。我が家では、息子もピアノを弾くので、ときどきピアノの争奪戦をしながら、親子で音楽の話をします。「オフィシャル髭ダンディズム、King Gnu(キングヌー)、Ado(アド)…」息子が、

「これ、いいよ!」と教えてくれる今どきのアーティストたちは、みんな変わった名前ばかり。以前は「こんな子どもたち、ほんとに音楽が分かってるの?」と偏見を抱いた時期もありましたが、ちゃんと聴いてみると、確かに素晴らしい!いつの時代も若者が普遍的に抱く感情や社会への反発など、きっと、そのコアに普遍的な心の叫びが込められているからでしょう。

音楽の力って、ほんとにスゴイと思います。聴くだけで、癒されるし、泣けるし、明るくなれるし、懐かしくなれるし、元気がもらえるし、人と人の心を繋いでくれるし…。音楽は、まるで「人が生み出す魔法」のようだと私は思います。

セルモのCMでお馴染みのC&Kのお二人も、とても素晴らしいアーティスト。仕事で出会うまで私は知らなかったのですが、今では、企業として応援するだけでなく、個人的にも親子でファンになってしまいました。よろしければ、皆様にも、彼らのハートウォーミングな楽曲を楽しんでいただけたら嬉しいです。