縁を結ぶ、冠婚葬祭。セルモグループ

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セルモの代表を務める岩上梨可が、社長としてママとして書くコラム。
人と人の「縁」や、この国の人生儀式など、忘れてはいけない大切なことを綴っていきます。

一覧に戻る 「とっておく」代わりに「撮っておく」2022.10.14

10月といえば衣替え。制服姿の子どもたちも、半袖から長袖に着替える季節。思春期の頃までは、子どもの服が小さくなる速さにけっこう驚きますよね。ついこの前まで着られた服が「もうダメ?!」みたいな。まだ十分に着られる服の処分、皆さんはどのようにされていますか?チャリティやフリーマーケット、ネットオークションなど、今はいろんな方法があるようですが、我が家では、友人や社員のお子さんなどに「お譲り」しています。

着られるものは最後まで誰かに着てもらう。「お譲り」は、モノを大事に使ってきた日本人の「もったいない」精神が生きるとてもいい習慣ではないかと思います。「頂いた服を姉妹で着させてもらったのよ」とその後の報告が来たり、「お姉ちゃんのお下がり!」と家族に懐いてくれたお子さんが喜んで着てくれたりすると、こちらも嬉しくなってしまいます。自分が愛着を持って着た服が、また誰かの役に立つ。そして、譲ったり譲られたりのやり取りが、人と人、家族と家族を繋いでくれる。その経験は、我が家の子どもたちの中にもきっと残っていくはず。サステナブル(持続可能)なライフスタイルが世界中で叫ばれる中、大切にしたい習慣だと思います。

服のサイズと同じように、服との付き合い方も、子どもたちの中で成長するようです。例えば、今までのように親とではなく友達と買い物に行き、「なぜ、それ?」みたいな服を買ってきたり。「この気温にそれ?」みたいな季節を無視した服装を選んだり。でも、自分の十代の頃を思い出すと、「私も同じようなことをやってたなぁ」と、苦笑してしまいます。真冬にキャミソールドレスを着てコートを羽織ってみたり。やたらとスニーカーに凝ってみたり。大人びたい、カッコよくしたい、そんな憧れや興味が、そのままファッションに現れていたんだなと。そして、それは決して悪いことではなく、自分らしい服選びを学ぶトライ&エラーの大事なレッスン期間なのだと。ただ一つだけ、いま親として子どもにアドバイスするのは、「TPOを考えた服を選びなさい」ということ。あとは、たくさん失敗しながら、自分のスタイルを見つけてくれたらいいなと思います。

ともあれ、子どもが可愛い盛りに着ていた服、お気に入りの服、思い出の詰まった服は、何となく手放すのが寂しいこともありますよね。その対策としておススメしたいのが、「とっておく」代わりに「撮っておく」方法。そう、写真で残しておくこと。服だけ撮るのもいいですが、できれば、似合ってるリアルタイムの姿を残せたらベストですよね。

11月には、フォトスタジオやキッズの遊び場、ママを癒すエステサロンやカフェも備えたセルモの複合施設「テトテ」が熊本市帯山にオープンします。ぜひ、ご家族で「とっておきの1枚」を撮りにお出かけになりませんか?