縁を結ぶ、冠婚葬祭。セルモグループ

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セルモの代表を務める岩上梨可が、社長としてママとして書くコラム。
人と人の「縁」や、この国の人生儀式など、忘れてはいけない大切なことを綴っていきます。

一覧に戻る ONとOFFの切り替え方2021.08.18

テレワーク、在宅勤務、休日も外出自粛…と、コロナ禍で家族みんなの在宅時間が増えた昨今。今までなら職場と自宅、出勤と休日と、ONとOFFの切り替えができていたのに、それができないことでストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。
私も、コロナ禍前は、「旅」が一番のリフレッシュになっていました。一つは、長期休暇に合わせて行く家族での海外旅行。日常と違った環境での体験は、心身に元気をくれるだけでなく、いつもと違ったアンテナが上がることで、戻ってからの仕事にもいい影響が生まれていました。
そして、もう一つは、出張という「旅」。家事に追われない環境、生活臭の全くないホテルで過ごす夜の時間は、何よりの“自分を取り戻す時間”になっていたのです。
そんな「旅」の機会が激減した今、私の日常的なリフレッシュタイムは、お風呂の時間。照明を落とし、必ずバスタブに浸かって、ゆっくり30分以上かけて入ります。そして、大きく『はぁ〜っ』と深いため息を吐きます。これは親交のあるお坊さんから教えていただいたリフレッシュ法なのですが、その方の宗派では身体から出るものは全て不浄なものとされ、息も同様。特に、負のエネルギーが溜まったため息は、人前で吐いてはいけないとされているそうです。けれども、一人の時、尚且つ水に浸かる(入浴時)事で身が清められている状態で、その日のネガティヴなエネルギーを大きなため息と共に出してしまえば、心の浄化につながり、湯船に浸かって汗をかくことで、医学的にも老廃物の排出や血行を促し、自律神経を整えることに…。「一番安くてお手軽なリフレッシュ法」だと教えていただき、もう10年以上前から続けています。
仕事を持っている人も、子育てや家族のケアに追われる人も、私と同じような忙しい女性たちは、“自分を取り戻す時間”をなかなか持てません。つまり、物理的にも心理的にも、ONとOFFの切り替えが難しく、ストレスが溜まりがち。特にコロナ禍では、その状況がますます悪化していないか心配です。
そこで、私がおススメしたいのは、意識的に自分への「ご褒美の時間」を作ること。例えば、短い時間でも好きなことをしたり、ゆっくり美味しいお茶を楽しんだり、美容院やエステへ行くだけでも「また、がんばろう!」と、新たなエネルギーをチャージできるかも知れません。そのためには、家族の協力が不可欠。みんなが笑顔で過ごせる方法を、この機会に話し合ってみてはいかがでしょう?

セルモでは、女性が健康的に自分らしく生きていくためのさまざまな情報を、会報誌やイベントなどでシェアしています。ぜひ、ご一緒に、素敵な「ライフデザイン」を考えてまいりましょう。