縁を結ぶ、冠婚葬祭。セルモグループ

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セルモの代表を務める岩上梨可が、社長としてママとして書くコラム。
人と人の「縁」や、この国の人生儀式など、忘れてはいけない大切なことを綴っていきます。

一覧に戻る ママたちの夏休み2019.09.10

ようやく暑さもひと段落して、朝晩には、秋の気配を感じるようになってきました。子どもたちは新学期のスタート、長い夏休みが終わって、ホッとされているママたちも多いのではないでしょうか。

そんな夏休みの終わりに、ある広告が話題になりました。埼玉県の春日部駅に掲出された、クレヨンしんちゃんを起用したポスター。「かあちゃん、楽しい夏休みをありがとう」というキャッチコピーが、ネット上で多くの共感を呼びました。このポスターは食材宅配会社さんの広告で、夏休みの間、家族のためにご飯をつくりつづけてくれたママへの感謝が綴られているものでした。「育児や家事を男女平等に」という風潮が高まってきている日本ですが、この広告が多くの共感を得たということは、現実は、まだまだ女性に依存してしまっている部分が多いのかもしれません。ポスターには他にも「かあちゃんの夏休みは、いつなんだろう。」というキャッチコピーも。たしかに・・・とても考えさせられる広告ですね。

私自身も子育てに奮闘するママとして、日々、試行錯誤しながら子どもと向き合っています。その中で、気づいたことを一つご紹介させて頂きます。それは、子どもは人に言われるより、自分で考え、気づいた時に、大きく成長するということ。わが家では新しいゲームを買う時に、少し変わった決まりがあります。子ども自身に、そのゲームの良いところと、悪いところをプレゼンテーションしてもらっているのです。どういう使い方をするとダメなのかまで、きちんと自分で考えて気づかせることが狙いです。これをはじめてから、子どもたちは、「長時間やると目が悪くなる。だから、時間を決める」などと、自分たちでルールを作るようになりました。その自分で考えたルールは、親が強制するよりも、はるかに子どもを成長させるものになります。

子どものすべてを、親が管理しなくては・・・と思うと、どうしても育児は肩肘を張りがちです。ですが、子ども自身に考えさせてみる、やらせてみる、それが子どもの成長するチャンスになる、そう考えるとどうでしょう?ママの気持ちにも少しゆとりが出るのではないでしょうか。夏休みが終わっても子どもと向き合う時間はつづきます。セルモは、近い将来、子育て中のママを応援する施設を、熊本にオープンする予定です。忙しい日常の中で、少しでもママたちが羽を休められる場所になるといいな、と願っています。ぜひ、楽しみにしていてください。