縁を結ぶ、冠婚葬祭。セルモグループ
コラム 縁日和
コラム
COLUMN
セルモの代表を務める岩上梨可が、社長としてママとして書くコラム。
人と人の「縁」や、この国の人生儀式など、忘れてはいけない大切なことを綴っていきます。
夏休みの季節。いかがお過ごしでしょうか？休暇は、楽しい反面、家の中では何かと問題が起こることも少なくありません。特に、子育て中のご家庭では、一緒に過ごす時間が長いだけに、兄弟喧嘩や親子喧嘩が発生しやすく、生活リズムも乱れがち。最近は、子どもがスマホやゲームに熱中し過ぎるという悩みもよく耳にします。
そんな夏休みの我が家での対策は、あらかじめルールをしっかり決めておくこと。ゲームの前に必ず決められた時間や量の勉強を済ます。それを1日守れなかったら1週間の中で調整をする。家事のお手伝いも当番制にして、できたかどうかをチェック表で「見える化」する…といった具合。日課表までは作りませんが、家族で決めたルールを、子どもが自律的に守れるよう親子の距離感も測りながら見守っています。自由な夏休みは、自立心を育むチャンスでもあると思うのです。
生活態度とは別に気になるのが、インターネットに潜むリスクへの対処です。フィッシング詐欺や架空請求など大人でも騙される巧妙な犯罪やSNSでのいじめ、人間関係のトラブル…。普段と生活が変わる夏休みは、さらに注意が必要です。我が家では、スマホのパスワードは必ず親が共有し、「いつでも親に見られている」状態でのみ使用を許可しています。その上で、インターネットを使うことのリスクを、子どもにもしっかり話をしています。いろんなことに興味を持つのはいいことだけど、つい観てしまった動画からお金のトラブルが発生したら？ＳＮＳのいじめでは、被害者にも加害者にもなりうるけど自分ならどうする？実際にトラブルに直面した時どうするかを子どもにも考えてもらいます。問題は避けようとしても起こるもの。大事なのは、親が先回りして転ばぬ先の杖をつくことではなく、もし、転んだらどうするか？転び方とそこからの回復の仕方を教えること。そうすれば、もし何かあっても、自分を守る能力が身につくと私は考えています。
また、いい意味でも、夏休みは普段できない経験ができる時。子どもの成長のために親ができるのは、子どもの経験値を増やしてあげること。自由時間がたっぷりある夏だからこそできる経験をさせてあげたいと思います。
その最も手軽な手段として大事にしているのが家族旅行です。普段と違う風景や異文化、さまざまな出会いや体験…。それは、子どもはもちろん親にとっても貴重なリフレッシュの機会。親も、遊ぶ時は徹底して遊ぶ！子どもと一緒に、いえ、むしろ私が率先して、子どもに呆れられるくらい思いっきり楽しみます（笑）。親が本気で楽しむ姿を見せることも、子育てには大事というのが私の持論。かつて私自身が、仕事や遊びの話を楽しそうにする父の仲間のたちを見て「大人っていいな～」と、将来に希望を感じたからです。
暑い夏を潜り抜けた子どもたちが、一回り大きくなってくれるよう、私たち大人も今が踏ん張り時。どうぞ、お体にだけは気をつけてお過ごしください。
セルモは、これからも、子育て中のご家族をさまざまな形で応援してまいります。
